連載ブログ「司会者のこだわり」第11弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は話す文章の長さについてお話しします。
意識してできるようになれば、司会だけでなく、日常生活や仕事でも役立ちます!
文章の句読点を意識して話そう!
前回の記事
文章の長さに気を付ける
句読点を上手に使おう
文章の長さってどういうこと?
読点を多く使わず、句点で文章の区切りを意識するということです。
読点?句点?
読点とは「、」
句点とは「。」
のことです。
あ、句読点って学校の授業で聞いたことあるわ
この句読点を意識して喋ることが、司会者には大事なことなんです。
喋る時に「、」や「。」を意識して喋るの?
文字で書く時に意識する人は多いですよね。
え!文字で書く時にも意識するの?
しますよ。
と言いますか、話す時に意識する人よりも、文字で書く時に意識する人は多いですよ。
たとえば
を
のように「、」をなくすと読みにくくなりませんか?
目が滑るわ
他にも言葉を強調したい時にも使います。
より
の方が、会を司る者、の部分を強調できますね。
ホントだ
これは文章を書く上での技術的なものです。
他にも
- 一つの文章で読点(「、」)は2回までが読みやすい
といったコツもあります。
細かいことに気を付けて文章書いているのね
これらは、仕事で文章を書く機会があるなら、気を付けている人が多いと思います。
事務や経理だとしても、会社で文書を作ることはありますからね。
読みやすい文章を意識すると、自然とそうなっていきます。
話す時にも句読点を意識しよう
ですが、それを喋る時にも気を付けている人はほとんどいません。
言われてみれば・・・
自分では気にしてないわ
なぜなら普段話す時は、相手との言葉のやり取り、つまり会話がメインですからね。
文章を書く時のように、頭の中の言葉を整理して書き出す、といった時間はありません。
自分の頭の中に浮かんだ言葉を、そのまま話してるってことね
そうして意識しないで喋っていると、一つの文が自然と長くなるんです。
たとえば
という文章があるとします。
「、」がいっぱいあるけど読みにくいぞ
それは「。」がないからです。
「。」がないと文章が切れることがないので、聞いている方が疲れてしまいます。
「。」はないから読みにくいけど、理解はできるわ
それはこうして文字で見ているからというのもありますね。
そして会話だと、目の前の相手の話を聞く気になっているから、文章が途切れなくても理解しやすいんです。
これが司会だと、そうはいきません。
司会だと、会話じゃないから?
よく分かりましたね。
司会者に対してお客様は大勢いるので、どうしても司会者はマイクで舞台から一方的に喋る形になります。
お客様からすると自分に向かって話しているわけではないから、司会者の話を聞こうとしなくなるわけです。
まったく聞かないってわけじゃないけど・・・
マイクで話している人がいても、横の人とお喋りすることもあるわね
私はよくネタで「司会者なんて好き勝手に喋ってるだけですよ」と言いますが、実際には好き勝手に喋って、いつもお客様に聞いてもらえるとは限りません。
そしてただ喋るだけでなく、聞いているお客様に内容を伝えないといけません。
とすると、文章も聞いている人が理解しやすくなるように、考えて喋る必要があります。

たとえば先ほどの文章を、司会が喋るとしたらどう話すかを考えて、手を入れてみたのがこちらです。
マイクで話していると思うと、話がすごく分かりやすくなったよ
「。」を意識して増やしたのね!
「そうしたら~司会ができたんです。」のところが長い文章なので、抑揚や間の取り方で、聞いている人をひきつける技術が使えればなお良いですね。
他にも
- 「。」を使う時に、「~でした。~でした。」と末尾のシメに同じ言葉を連続で使わない
- 「~と思って、思い切って~」のところで「思う」が二連続で出ていたので、表現を変えた
- 「苦手だと思ってた『こと』」や「意外に『そう』」のあいまいな表現を具体的にする
など、気を付けてみました。
色んなことを考えているのね!
上のPOINTをあえて逆に行うことで、面白い文章にして聞き手をひきつける技術もありますけどね。
奥が深い・・・
まとめ
文章の句読点を意識して話そう!
このように気を付けることで、話をされる相手は「あの人の話は不思議と理解しやすいんだよね」とか「なんか説得力あるな」と思うようになります。
営業や人に物を教える仕事の人は、業績アップ間違いなしですね。
よ~し、営業の仕事に就いて、バンバン結果出してお金持ちになるぞ!
・・・短絡的
以上
「司会者のこだわり 短めの文章で話して相手をひきつけよう」でした♪