「正しい勉強の仕方」第55弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
前回の続きで、「ながら勉強」についてお話しします。
同じテーマで4回に分けて紹介します。
1回目は、「ながら勉強の模範例」を紹介しました。
2回目は、「ながら勉強のコツ」を紹介します。
3回目は、「ながらに長けた偉人」を紹介します。
4回目は、「自身のながら体験」を紹介します。
今回は2回目ね!
- ながら勉強は受け身だからできる
- 総合的な効率を求めよう
前回の記事
前回の復習
前回は「ながら勉強の例」を紹介しました。
覚えてるよ!「食事しながらの勉強」と……
「リスニングしながらの勉強」よね!
そうです。
今回は「ながら勉強のコツ」を紹介します。
- 受験生には時間がない
- ながら勉強を実践しよう

ながら勉強のコツ
ながら勉強ですが、「動画を観ながら」と「リスニングをしながら」に、共通点があることに気付きませんか?
え、共通していること?
何かあるかしら?
答えを言いますね。
それは、どちらも受動的だということです。
受動的?
英語で「受動態」って勉強したわ
そう、受け身と言う意味で、能動的の反対です。
つまり「自分からアクションを起こさなくても、自動で向こうからやってくる」と言うことです。
自分が動かなくてもいいんだ
脳の構造的にも、同時にいくつかのことを行うのが難しいとは、前回のブログの最初に説明した通りです。
しかしそれでも、ながら勉強ができるのは、これが受動的なことだからです。
能動的だとできないの?
できないわけではありませんが、難しくなります。
これは誰でも、感覚的に理解しているはずなんです。
感覚的に?
例えば前回お話しした「数学の問題を解きながら歴史の年表を暗記する」こと。
とてもではないですが、できることではないと思いますよね?
うん、絶対無理だわ
これは「数学の問題を解くこと」と「歴史の年表を暗記すること」の、どちらも能動的だからです。
自分からアクションを起こしてますね。
あ!本当だ
そして前回のブログで例に出した「ご飯を食べながら動画を観る」は、自分からアクションを起こしているのは「ご飯を食べること」だけです。
「リスニングをしながら勉強をする」は、「勉強をすること」だけが、能動的です。
一つだけなのね
片方が受動的だからこそ、ながら勉強は成り立ちます。
ながら勉強をする時は、このように能動的なことは一つに納まるように、心がけてください。

受け身ではなく自発的に
今回の話と関係ない余談ですが、昔から大人が子どもに「本を読め」というのは、小説を読むことが能動的だからです。
自分の頭の中で映像を描くのは、受動的にはできません。
想像しないといけないもんね
何事も能動的に動いてこそ力が付くのは、古今東西、古来よりの習わしです。
しかし小説を読むのが苦手な方、ご安心ください。
私も根っからのマンガっ子です。
マンガを読んで勉強ができるようになった、私の実体験をブログに書きました。
とは言っても、最近はアニメが大人気なので、マンガすら読まずにアニメしか観ない子どもが増えています。
アニメで好きになって、原作の漫画を読む人もいるわよね!
クールジャパンですからね。
しかし人気があるのは良いことですが、その状況に警鐘を鳴らす方もいます。
何かが心配なの?
マンガはまだ自分から読んでる感覚がありますが、アニメはより受動的に感じると言うことです。
えー、そうかしら?
ページをめくる必要もありませんからね。
何もしなくても、場面は次々と変わり、情報が入ってきます。
確かにそうだけど……
とは言ってもですね。
大人が好きなドラマや映画だって、そっくりそのまま、同じことが当てはまると思いませんか?
あ、本当ね!
どんなことでもマイナスな面があれば、プラスな面も必ずあります。
いずれ機会があれば、アニメを観ることによる勉強面でのメリットを、しっかりと紹介しますね。

ながら勉強の効率
ながら勉強の効率について、誤解がないようにお話ししておきましょう。
効率?
もちろん良いから、お勧めしてるんでしょ?
それはそうです。
しかし同時に二つのことを行う時、二つとも100%の結果を求めてしまい、ながら勉強の効率が悪いと思ってしまうことがあります。
100%の結果は出せないの?
先ほども言ったように、脳の構造的にも100%の結果を求めるなら、一つのことだけに集中した方が良いです。
ながら勉強の目的は、総合的な効率です。
二つ同時に行うならば、それぞれで60%の結果を出すように、心掛けてみてください。
60%って低くない?
そんなことありませんよ。
60%を二つ足したら、どうなりますか?
「60+60=120」で、120%の結果を出したことになります。
おぉ!すごい!
一つに集中して出した結果である、100%を超えていますよね。
数字のマジックみたい
前回のブログで例に出した、食事中の勉強も数字に置き換えてみましょう。
食事を0%とすると、ながら勉強をしない場合は、そのまま0%の結果です。
そりゃそうだ
ながら勉強をすると、「食事0%+ながら勉強60%=60%」となり、何もしない時よりも格段に結果が出ていますね。
勉強した分が、そのままプラスになるんだものね
このように、ながら勉強は総合的な効率で判断をします。
逆に言うと、試験前で一つの科目だけを勉強すれば良い時は、それに集中すると良いということになりますね。
バランス感覚が大事です。

まとめ
- ながら勉強は受け身だからできる
- 総合的な効率を求めよう
「ながら勉強のコツ」について、お分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
私にもできそう!
次回は「ながらに長けることで歴史に名を残した偉人」を紹介します。
以上
「ながら勉強その2~能動的なことは一つだけ!総合効率で判断」でした♪