「正しい勉強の仕方」第59弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は「問題集の最終的なやり込み方」についてお話しします。
- 問題集の答えから問題を逆算しよう
- 自分で問題を作ろう
前回の記事
問題集をやり込む
問題集は1冊あればいい
問題集のやり方?
そうです。
前回も触れましたが、今までにこのブログでは問題集の使い方について、何度かお話ししてきました。
たとえばこの記事だと、一冊の問題集を何度も解く重要性を紹介しています。
なんとなく、色々な種類の問題集をやった方が良い気がしちゃうわよね
分かるー!
「あちらを立てればこちらが立たず」
「二兎を追う者は一兎をも得ず」
少し意味が違っても、こんな似たことわざがあるように、問題集も数をこなせば良いというものではありません。
ことわざで言われたら、納得しやすいわ
その、問題集1冊を何周もしてやり込んだ末の到達点を、今回はお話しします。

何事も自発的に!
結論から言いましょう。
『答えから問題を逆算』
『自分で問題を作れるようになる』
この二つができれば、その問題集を完全に自分のモノにしたことになります。
問題を逆算?
自分で問題を作る?
何事も受け身よりも自発的な方が良いと、前にこのブログで言ったのを覚えてますか?
あ~、どっかで言ってたね
受動的じゃなく能動的ってことね
問題集の使い方でも、同じことが言えます。
自分で問題を作るという、究極の自発に到達できれば、完璧です。
たしかに、それ以上に自分から起こせる行動はないね
例を挙げて説明していきましょう。

答えから問題を逆算する
問題と答えを覚える
まず、『答えから問題を逆算する』です。
これには2つの意味があります。
1つは「問題集を何度も解くことで、問題と答えを覚えている状況」を作ることです。
覚えている?
答えを見た時に、問題が頭に浮かぶんです。
何回も解いていますから、暗記してしまっているわけですね。
それって意味あるの?
大いにあります!
ほとんど全ての入学試験において、出題される問題は基本の応用ばかりです。
問題集を何度も解くことによって、問題と答えを丸暗記するくらい体に覚え込ませていれば、それを応用して色んな問題に対処することができます。
なるほどね!
問題集をやり込むうえでの、最終目標がここにあると言っても過言ではないでしょう。

答えを見て問題を思いつく
そして2つ目の意味が、「答えを見ることで問題を思いつく」ことです。
問題を思いつく?
中学生や高校生にもなると使う公式が多くなるので、もちろん単元は限定されていないといけません。
まず中学生の問題で例を出しましょう。
単元は「三平方の定理」です。
答えが「√(ルート)2」でした。
さあ、どんな問題が予想されますか?
三平方の定理って何だっけ……
ほらあれよ!「ピタゴラスの定理」!
あぁ!「1:1:√2」ってやつ?
そうそう、三角形の長さの!
正確には「直角三角形の3辺の長さの関係を表す」公式です。
答えが√2ってことは、問題は直角三角形で……
2辺の長さが1と1って分かってそう
それで、「斜めの辺の長さを求めよ」って感じかな?
あ、それよ!合ってるでしょ?
……2人とも、正解です!
やったぁ!
やったわ!
もしかしたら、長さじゃなくて比を答えさせる問題かも知れませんけどね。
このような感じで、答えから問題を考えることができれば、その単元はマスターしたと言いきることができるでしょう。
ピタゴラスのイメージ
自分で問題を作る
答えが「10」になるように色々考えよう
『自分で問題を作れるようになる』は、問題集に限らず、勉強における最終到達点でもあります。
最終到達点って響き、なんかカッコイイね
真面目に聞きなさいよ!
小学生の問題で例を出しましょう。
答えが「10」になる問題を自分で考えます。
答えが10?
え、何でもいいの?
自由に、答えてみてください。
えーっと、「5+5」とか……?
いいですね!
じゃあ、「5×2」は?
それもいいですね!
簡単じゃん!
楽しいわ!
簡単にできるのは、二人が足し算と掛け算を完全に理解しているからです。
割り算や分数を使ってもできますよ。
「5/2(2分の5)÷1/4(4分の1)」は、答えが10になります。
色々あるね
文章問題でもやってみましょう。
「時速100kmで進む自動車が6分間走った時の距離」も、答えが10(km)になります。
何でもできちゃうのね

気を付けること
このように、問題を自分で作れるようになれば、もう怖い物はありません。
テストに答える生徒側から、問題を作る先生側になったのと同じなのですから。
僕が……先生!
調子に乗らないの!
注意事項として2点。
慣れないうちは、答えを先に決めてからにしましょう。
答えを後付けしてしまえば、問題がちゃんとした問題にならず、作るのが難しくなります。
そしてもう一つ。
自分が勉強している単元内で問題を考えましょう。
自由に問題を作れるからこそ制限をしないと、自分がその単元をマスターできているかどうかの判断材料になりません。
- 答えを先に決めよう
- 範囲を制限して考えよう
まとめ
- 問題集の答えから問題を逆算しよう
- 自分で問題を作ろう
「問題集の最終的なやり込み方」についてお分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
問題を考えるのって楽しいわね!
よーし!決めた!
何を?
僕、学校の先生になる!
え!なんで?
問題を作るのが面白かったから!
……それだけ?
え?うん!
もっと、子どものためとか、未来のためとか……
考えてなかった!
問題を作らないで、人生の問題をもっと考えなさい
以上
「『問題集の究極的なやり方・使い方』~答えから問題を逆算!」でした♪